六曜について~意味や読み方~

六曜

こんにちは! 布川です。

寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今回は手帳・カレンダーとは切っても切れない六曜についてです。

 

六曜入りカレンダー

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▼目次

①六曜とは

②それぞれの読み方と意味

 

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①六曜とは

 

  • 赤口・先勝・友引・先負・仏滅・大安の六つ。

七曜との区別のため、六輝(ろっき)とも呼ばれます。弊社内でも六輝と呼んでいます。

 

  • 暦注のひとつ

暦注とは暦に記されるその日の吉凶・運勢など。六曜のほかには、三隣亡・一粒万倍日などがあります。

 

  • いつから?

日本には鎌倉末期から室町時代あたりに入ってきたようですが、本家中国でいつごろ成立したかは不明です。

今日の日常生活でも、特に冠婚葬祭などの日取りを決める際には気にする人も少なくありません。結婚式は大安に挙げる、友引の日は葬祭を避ける、などです。

 

  • どうやって決まっているの?

現行の太陽暦(グレゴリオ暦)と合わせると不規則に見えますが、旧暦では何月の一日がどれと決まっており、そこから順に振られていきます。

睦月(1月)・文月(7月) 先勝
如月(2月)・葉月(8月) 友引
弥生(3月)・長月(9月) 先負
卯月(4月)・神無月(10月) 仏滅
皐月(5月)・霜月(11月) 大安
水無月(6月)・師走(12月) 赤口

 

②それぞれの読み方と意味

 

  • 赤口
    しゃっこう。「しゃっく」とも。
    万事凶、正午のみ吉。

 

  • 先勝
    せんかち。「せんしょう」「せんがち」「さきかち」「さきがち」とも。
    午前中は吉、午後は凶。急ぐが吉。急用や訴訟に吉とされます。

 

  • 友引
    ともびき。
    午前と午後とに勝負なき(引き分け)日。午前と午後は引き分けで共に吉、ただし昼は凶。
    もともとは中国で留引(ゆういん)といい、日本で「ゆういん」の音に友引の文字が当てられたことから「凶事に友を引く」と言われるようになりました。

 

  • 先負
    せんまけ。
    「せんぶ」「せんぷ」「さきまけ」「さきおい」とも。
    公事や急用は特によくないがそれだけでなく何事もよくなく、平静に過ごすのがよいとされます。午後は吉とする説もあります。

 

  • 仏滅
    ぶつめつ。
    大凶日。万事よくないとされます。
    もともとは物滅と書き、仏の字はあれど仏教とは特に関連がありません。
    お釈迦様が入滅した旧暦2月15日は必ず仏滅になりますが、これは単なる偶然の一致です。

 

  • 大安
    たいあん。
    大いに安しと読め、吉の日です。
    ですが、この日は安らかに過ごし何事も行うべきでない日とする説もあります。キリスト教でいう安息日のような位置づけと見る場合ですね。

 

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六曜に限らず、慣習は多くの場合、経験則の集大成です。
従うことにメリットがある場合もありますが、時代・風俗に合わなくなっている場合もありますし、理屈で答えの出ていることもあります。
また、『そういうもの』と定められたことによって、それを気にする人も出てきます。ですから、気になる人が身近に多ければ合わせる、合理的でない迷信だと考える人が多ければ無理に従わないことにするなど、うまくつきあってゆければ生活が少し心豊かになるかもしれませんね。