連載企画⑥『本と手帳の違いってなに?』~金箔付け~

こんにちは!小笠原です。

みなさん小口金付けってご存知ですか?

手帳の本文側面三方に金箔を貼る加工で、主にビジネスタイプの手帳に多いです。

 

▼目次

・小口 金付け加工とは

①メリット

②デメリット

 

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・小口 金付け加工とは

手帳の天・小口・地側に金箔を、糊と熱により圧着させる加工の事を言います。
(本の部分名称は、連載②でご確認ください)

弊社の場合、自動三方金付けホットスタンピング機にて加工致します。

表紙を付ける前の本を数冊万力で挟み、本を回転させながら天・小口・地の順で金箔を圧着致します。

①メリット

金付けすることにより、高級感を演出すること。また実用的な面では、小口汚れ防止になります。

1年間手帳を使用していると、ページをめくる時によく触れる部分がどうしても手あかなどで汚れてきてしまいますが、金箔が汚れ防止の役割をしてくれるので、目立ちにくくなります。

金付け加工後、ページを初めて開く際に、パリパリと紙同士が離れる音がするのがよいとお伺いしたこともあります。

②デメリット

金付け加工により、加工なしと比べてお値段が高くなってしまうことでしょうか。

また、金付け後、リボン付けや表紙を機械で貼り付ける作業がある場合は、ページを捌いて開きやすくする手間がかかります。

作業後、作業服がラメラメになるのはご愛敬。

 

小口金の世界はもっと深く…。

聖書や文学全集などは特に金付け加工が多く見られます。

それはまた手帳の加工とは違ってくるのです。

詳しくは

株式会社 星共社 聖書製本

などご覧ください(*^^*)♪

金付け