製本屋のハンコ ~ズレないハンコの押し方~

菁文堂 ハンコ

こんにちは!布川です。

今週は急激に寒くなりましたが、それはそれとして、手帳とも関わりの深いハンコについて、手帳を作る過程で活躍するハンコ・手帳に使うハンコの二つの面から掘り下げてみたいと思います。

▼目次

①製本屋のハンコ ー菁文堂の場合ー

1.菁文堂社名

 2.刷色見本

 3.版ズレ注意

4.色ムラ注意

5.ゴミ注意

6.これ以上薄くならないこと

7.これ以上濃くならないこと

②ズレないハンコの押し方

*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。

①製本屋のハンコ ー菁文堂の場合ー

1.菁文堂社名

社外に依頼する場合の見本に押します。

ハンコ 製本屋

2.刷色見本

昨年刷った完成品に使ったのと同じもの、今年の色校でOKの出たものなど、『これに合わせて刷ってください』という見本となるものに押します。
カラーの印刷物はプロセス4色といって、青・赤・黄・黒の4色の網を用い、その掛け合わせで擬似的に色を表現します(お手元の印刷物をルーペやスマホのカメラなどで拡大して見ていただくと網点の様子が見られると思います)。そのときの基準を示す大切なものです。

3.版ズレ注意

『青・赤・黄・黒の4色の掛け合わせで色を表現する』と2.刷色見本の項で触れましたが、これらの色がきちんと重ならないと、意図した色に見えなかったり、白いところに一色だけはみ出て見えてしまったりします。
各色の版の位置は合うことが前提ですが、特に精密に合わせてほしい場合に押しています。

4.色ムラ注意

読んで字のごとく色ムラに特に注意してほしい! というハンコです。ムラがあると、同じ色が広がっているべきところがマダラ模様に見えてしまったりもします。

5.ゴミ注意

印刷に使う版にゴミがついていると、同じ箇所に汚れとして印刷されてしまいます。

6.これ以上薄くならないこと

特色一色で刷る場合、プロセス4色で刷る場合、どちらにも言えることですが、見本として出校した色校に、これでOK、ただしこれより薄くなってはダメ。というコメントをいただいた場合に押します。プロセス4色の場合には、色版の名前を添えて、色のバランスとしてこの色が見本より弱くなってはダメ、という指示のしかたもします。

7.これ以上濃くならないこと

『これ以上薄くならないこと』とは逆に、これより濃くなってはダメ、強くなってはダメというコメントをいただいている場合に押します。

印刷版の元のデータを作る部署と、直接印刷版を作り印刷する部署とで、このようにコミュニケーションを取り、よりよい印刷、よりよい製品を日々目指しています!


②ズレないハンコの押し方

印鑑・ハンコを押したとき、曲がっているとなんだかテンションが下がりますよね。
それでもプライベートならそれだけで済みますが、仕事などに関わる話の場合は、そのために意欲や誠意を疑われてしまう……ということもあり得ます。

ハンコをまっすぐ押すコツを、インターネット上で探してみました。

印鑑を真っ直ぐに押す方法(銀行員の登竜門~ブログ さん)
シャチハタ印を押す場合は、目印を真横に移動しておく。ふむふむなるほど。

ハンコをまっすぐ押す裏技(鈴印ブログ さん)
朱肉を印鑑の上の部分につけておく。ふむふむなるほど。

【ソレダメ】ハンコをまっすぐ押すコツ・方法(19860707 さん)
用紙とハンコを天地さかさまにして押す。ふむふむなるほど。

総合すると、丸・小判型の印鑑をまっすぐ押すためには、押すときに手に隠れず見える位置に目印が来るようにするのがよい、ということのようです。

印鑑 押し方

私も印鑑をまっすぐ押すのが非常に苦手なのですが……さっそく試してみました。いかがでしょうか?

なお、社名・住所・電話番号等の入ったものや、菁文堂で使っている上記の各ハンコなど、角形のものの場合は、谷川商事株式会社さんより発売されているスタンプスケールなどのガイドを使うのが手っ取り早いようです(^v^)