連載企画④『本と手帳の違いってなに?』~製本の種類~

製本
製本

 

こんにちは!小川です。

みなさんは本がどのような造りになっているかご存知ですか?

本を壊さないと見られないので、なかなか知る機会がないと思います。

今日は製本のお話です。

 

▼目次

  ・製本の種類

  ・綴じ方

 

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製本とは、印刷物などを折りたたみ、順番に取りまとめて書物の形にする事なんですね。

 

・製本の種類

 

並製本と上製本の2種類あります。

 

並製本は、中身と表紙を同時にくるんで仕上げる製本です。

中身を取りまとめる『綴じ方』には、無線綴じ・中綴じ等があります。

 

上製本は、中身をボンドで固めた後、補強材で背固めして別仕立ての厚めの表紙でくるむ製本です。

中身を取りまとめる『綴じ方』には、糸かがり綴じ等があります。

 

・綴じ方

 

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『綴じ方』というのがあります。

身近にある本の中で、3種類の『綴じ方』を紹介します。

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無線綴じ

針金や糸などを用いず、本の背を接着剤で固める綴じ方です。
表紙も中本の背に塗られた接着剤の効果で中本と接合されます。

文庫本・雑誌・カタログ等に用いられます。

 

製本 無線綴じ

 

 

中綴じ

針金を使って製本する方法です。中綴じは、背を針金で綴じ、断裁して仕上げます。

週刊誌・小冊子・パンフレット等に用いられます。

 

製本 中綴じ

 

 

 

糸かがり綴じ

糸綴じは一般的に「かがり綴じ」と呼ばれ、折丁を一折りずつ糸で綴じ合わせ、接着剤で接合させる方法です。

一般書籍・百科事典等に用いられます。

 

製本 無線綴じ

 

画像引用 渡邉製本株式会社

 

いかがでしたでしょうか?

 

製本にはまだまだいろいろな種類やしくみがあります。

また次回、ご紹介できればと思います。