“束見本”とは?

三方仕上げ

こんにちは!飯島です☺️
緊急事態宣言もようやく解除になりました。気を緩めず頑張っていきましょう!

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目次

①「束見本」とは

②束見本の目的

③束見本の作り方

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①「束見本」とは

今回は「束見本」についてです。「束見本」の読み方は「つかみほん」です。

 

 

とは、製本物の厚みのこと。束見本とは製本の際のダミーで完成形態と同じ用紙やページ数で製本するものを指します。

 

②束見本の目的

目的として下記が挙げられます。

●本番同仕様でのプレゼン
●完成イメージを見た目で確認できる
●梱包、納品の際に必要な1冊の重量計測
●付属物作成のための採寸

通常は、本の編集や印刷工程に入る前に用意するので、用紙は本番と同じ紙で印刷する前の無地(白地)を使って作ります。
本番のロットが多い場合は「厚さがイメージと違うのでやり直し」は避けなければなりません。トラブルが起きないようにサンプルを作ることで、発注元に実際のもので確認していただくことで本番量産にかかることが出来ます。
このような使用目的の場合はページに印刷がされている必要はなく、白紙ページの製本となります。

③束見本の作り方

 

表紙完成

本文の印刷をしていないだけで、製本工程は通常と同様です。
冊数は必要に応じてですが、採寸目的の場合は数冊です。

本番仕様が決まってしまえば束見本の目的は終了となります。
メモ帳代わりに使い勝手がいいですね。

 

紙も数千種類とあり、1枚では厚みの違いが少しでも、束ねたページ数となりますと大きな違いとなります。
使われるのは瞬間的ですが、基本となる大事な工程です。

束見本の説明は以上です。
では、またの機会にお会いしましょう!