こんにちは市川です。
今回は、先日「菁文堂手帳用紙」抄造立会いに行ってまいりましたので、それのご報告も兼ねて印刷製本業界のお話をします。
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▼目次
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まずは言葉からですが、「抄造」とは?
【抄造】しょう‐ぞう〔セウザウ〕
[名](スル)紙の原料をすいて紙を製造すること。「コウゾから和紙を抄造する」
では「立会い」とは?
【立ち会い・立会い】たちあい〔動詞「立ち会う」の連用形から〕
① のちの証拠にするため、また監督や検査などのために、その場所に居合わせ確認すること。また、その人。 「第三者の-のもとで」
② 取引所で取引員が集まり、売買の取引を行うこと。 「午後の-」
〈上記2項共にデジタル大辞泉より〉
つまり、「抄造立会い」とは、紙を作るところに居合わせる事なのです。
印刷製本業では、
「再色校の時間がないので、デザイナーさんの印刷立会いで進行します」
「初めての仕様なので、品質管理担当が製本立会いをいたします」
等という形で、ちょくちょく聞きます。そして現場は、かなり“ピリッ”とします。
話がずれましたが、これらに対して「抄造立会い」という言葉はグッと話を聞かなくなります。
なぜなら、基本的に紙は既製品を買う物なので、立会う事が無いのです。
が!!
私共は自社オリジナルの手帳用紙「菁文堂手帳用紙」を作っている関係で、この「抄造立会い」という機会が発生するのです。
この「菁文堂手帳用紙」ですが紙厚が薄く、かつ平滑度が高い仕様になっております。
「10月~翌々年の3月までで月間+見開1週間+オリジナル記事30P+メモページ3パターン」の様な、ページ数の大変多い手帳でも分厚くならず、書き味の良い手帳が作れます。
紙の厚さがどれだけ影響するかは連載企画③『本と手帳の違いってなに?』~手帳の紙~でもご紹介しております。ぜひご一読ください。
ご興味をお持ち頂けましたら、お気軽にお声をおかけください。→お問い合わせはコチラ
と、ここまで書いたところで、916文字も書いてしまいました。
原稿用紙2枚ちょっとです。
本題を続けて書くと、えらく長くなりそうなので、続きは次回に。