こんにちは!飯島です・
今回はページ数(書籍と違って手帳はページ数少ない?)についてお話します。
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▼目次
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① 本のページ数 ジャンルと平均ページ数
本によってページ数は当然のことながらそれぞれ違いますが、目安として下記のようです。
・書籍(ビジネス本)200~300ページ
・書籍(小説)300ページ
・コミック漫画 200ページ
・文庫本 200~300ページ

② ページ数と厚みの関係
ページ数が増えれば厚み(束)も厚くなります。
ただし、本の厚みには「用紙の厚み」が影響します。
例えば<上質紙の場合>数字が大きいほど用紙は厚くなります。
・斤量(用紙厚み)55キロ(1,000枚で55kgの意味)用紙1枚約0.1ミリ
・斤量(用紙厚み)70キロ(1,000枚で70kgの意味)用紙1枚約0.13ミリ
・斤量(用紙厚み)90キロ(1,000枚で90kgの意味)用紙1枚約0.14ミリ
一枚の紙比較では厚さの違いは僅かですが、冊子にしますとだいぶ変わってきます。
200ページを例として
・斤量(用紙厚み)55キロ 製本束厚み約10ミリ
・斤量(用紙厚み)70キロ 製本束厚み約13ミリ
・斤量(用紙厚み)90キロ 製本束厚み約14ミリ
用紙の厚み例え
・書籍 1枚約0.13ミリ
・コミック漫画 1枚約0.145ミリ
・文庫本 1枚平均0.075ミリ
ページのめくりやすさと本の大きさも関係します。

③ 手帳の場合は
手帳は常に携帯するため、軽い方が良いとされています。
ページ数が多くても手帳を軽くするには、やはり薄い紙を使うことになります。
ただ今まで述べた書籍、文庫、コミックは「読む」もので書き込みを目的としていません。
上質紙の場合、万年筆などで書くと裏抜けしがちですが、手帳専用の紙は薄いのに裏抜けしづらい性質があります。
ビジネス手帳には手帳用紙がもっぱら使用され、上質紙より紙厚が薄くページ数があっても束厚を薄くするのに適しています。(私が以前のブログ 連載企画③「本と手帳の違いってなに?」~手帳の紙~でもその点を書いていますのでご一読ください)
ページ数は月間+週間タイプ手帳の平均で192ページほどです。
192ページ
上質紙55K で9.6ミリ束厚
手帳用紙44.7K で6ミリ束厚
と用紙選定により同じページ数でもこのような違いが出ます。

用途により、様々な用紙が適宜使われているんですね。
それでは、また次回お会いしましょう!