こんにちは! 小笠原です!
文具売場のメイン商品が、手帳になってきた今日この頃、
皆さん好みの手帳は、みつかりましたでしょうか?
さて、今回は手帳製本ならではの面付や紙の取り都合のお話です。
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▼目次
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本でも手帳でも16ページに面付されたデータを全判の用紙に印刷致します。
面付されたデータを全判で無駄なく印刷できる用紙が、取り都合の良い紙となります。
どのサイズが取り都合よいかは、定型サイズの場合すぐにわかります。
以前の弊社のブログ連載企画⑦「紙の基礎知識」をご参照ください。
<一般の直角折面付表>
<巻き折用 面付表>
巻き折の場合は、上下に同じものをつけて刷版出し致します。
お手物の用紙を、面付表に沿ってノンブルを書いて折っていただければ、あることに気づかれると思います。
それは・・・・
巻き折は、その名の通り左右にしか折らない!!
手帳の本文が巻き折の一番の理由は・・・
天地方向に折ると見開きの罫線が天地方向にズレてしまい
見栄えが悪くなってしまうからです???
上下に同じ内容をつけて2丁付けしている理由は(※2冊分を上下につけている状態を2丁付けと呼びます)・・・・
1冊分の天地サイズでは、製本機の対応できる最小サイズ以下になってしまう為です。
また、2丁付けで作業の場合、1冊のサイズに仕上げるまで
2冊分=1工程で作業できるメリットがあります。
手帳サイズ(弊社の場合、B6サイズ以下)は、2丁製本巻き折にて作業致します。
直角折と違って巻き折は、横に8ページ分面付されるので、天地より左右が長くなるので、使う用紙は横目(Y目)が多いです。
※用紙の目については、手帳小話「紙の目」を参照ください。
過去の弊社ブログを再訪いただくきっかけを作ったところで、今回は失礼いたします。