市川です。
前回に引き続き「社員手帳」本編その2です。
今回は、「社員手帳」を作りたいと言う、ご相談を受けた時、どんな打合せをするのか、何をヒアリング👂するのかを書いてみたいと思います。
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▼目次
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①既存手帳
先ずは、既に「社員手帳」を作られているのかという点です。
既に作られているならば、昨年通りの「社員手帳」を作るのかどうか?
から始めます。
例年通りの“もの”を作る事も、とても大事なことで、「この手帳が良いのだ」と言う方は必ず一定数いらっしゃいます。
そんな方々に対して、変わらずに毎年お届けする事も重要だと思っております。
②手帳をリニューアル
次は、少しだけ変えるパターンです。
もちろんお客様から「少しだけ変えたいのだけど……」のようなリクエストを頂く事はございません。
こんなかたちでリクエストが参ります。
「新しく(手帳の)担当になったから、ちょっと目新しくしたくて」
このパターンは、よくあります。
気を付けなくてはいけないのは、この新しく担当になられた方は、えてして決定権をもつ方では無い事が多いのです。
ですので、大きな変更はないが、かつ目新しくする。
なかなか難しいです。
表紙の生地変更や、メモ欄を横罫から方眼に変更など、根本的ではない部分でご提案いたします。
もちろん、サイズやフォーマットの変更など、手帳の根本にかかわるご提案も致しますが、初年度は表紙の生地変更などに落ち着き、翌年度以降にさらに他の部分の変更といった形に落ち着く事が多いです。
③新規案件
そして最後は、新しく作りたい、または大幅にリニューアルしたい。
このご依頼がまいりましたら、まずは「社員手帳」の用途からお聞きします。
・誰をターゲットにしているのか?
・従業員だけが使うのか?
・お取引先様や協力会社など社外にも配るのか?
・この手帳で何がしたいのか?
・日程の管理だけで良いか?
・時間管理は必要か?
・大きさは?(支給作業服の胸ポケットに入れたいなど、既に決まったサイズが有るか?)
・デスクに置きっぱなしか?もしくは持ち歩くか?
などなど。
いかに使い易い「社員手帳」に仕上げるか。
本当に大事なポイントですので、しっかりと時間を取ります。
この打合せ用に、私共では1冊の手帳の中に色々なフォーマットや便覧、そして用紙までも変えた、打合専用の手帳も造っております。
フォーマットでは使い勝手を、用紙では書き心地をと、色々とお試しいただける仕様になっております。
さて、ある程度の仕様が決まりましたら、見本組と束見本の作成に入ります。
見本組では、フォーマットの確認を、束見本では実際の用紙を使用し、重さや大きさ、そして書き心地を確かめます。
見本組や束見本のOKが出ましたら、本生産に移ります。
他にも、表紙の生地、スピン、見返し、個包装の有無などなど、決める事は山ほどありますが、こうして出来上がった「社員手帳」をお客様のもとにお届けし、喜びホッとしたお顔が見られたとき、私共もホッとし、良かったと実感します。
……いかがでしょう。「社員手帳」📘
一時に比べましたら、やはり減少傾向ではありますが、改めて見直し、新しく作られる会社様も増えております。
御社でも、一度ご検討頂けましたら、幸いです😊