こんにちは、小川です。
今日は印刷業界には欠かせない「入稿」についてのお話です。
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▼目次
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印刷に必要な原稿を印刷所に渡す事、または作家やデザイナーから原稿を入手する事を「入稿」といいます。
昔は写真や手書き原稿などを入稿して頂く事が多かったのですが、最近はほぼデータで入稿して頂いています。
弊社の場合ですと、完成PDFデータで入稿して頂く場合と、組版のフォーマット(illustratorやInDesignで作成したデータ)を入稿して頂く場合とがあります。
入稿に対して、出稿という言葉もあります。こちらは原稿を出すことを意味しますがどちらかというと新聞や雑誌に広告を出す事に使われることの方が多いようです。
弊社の場合ですと
❶完成PDFデータで入稿して頂く場合、PDFデータの出力紙と刷り色見本、仕様書、台割などを付けて頂いてます。
これらは製版後のページ順や文字化けがないかなどの確認に使います。
❷組版のフォーマットを入稿して頂く場合、手帳に必要な月間ページや週間ページの一見開きのデータを入稿して頂き、それに沿って各月、各週のページの組版を進めていきます。
組版の入稿にはillustratorやInDesignデータで入稿して頂き、仕様書や台割以外にも組版時に必要なフォントも添付して頂いてます。
入稿と入校。皆さんは使い分けていますか?
「入稿」を「入校」と間違えて使っているうちに定着してしまったように感じられますが、
業界用語としては「入稿」が正しいようです。「入校」を”校正に回す”という意味で使う組織もあるようです。
次回は工務部のメイン業務の一つでもある「組版」についてお話します(*^-^*)