連載企画【手帳ができるまで】第13回「製本~4.綴り(かがり)」

こんにちは!飯島です。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍ですが、私としては新しい生活スタイルにもだいぶ慣れてきました。
これからインフルエンザ流行の冬を迎えることになります。
どうぞ体調管理にお気を付けください。

以前、弊社ブログの連載企画⑲『本と手帳の違いってなに?』~製本の綴じ方と糸綴りの製本~では私が担当させていただき、糸綴じの種類と弊社は糸綴じ製本を行っていることを書きました。

連載企画⑲『本と手帳の違いってなに?』~製本の綴じ方と糸綴りの製本~

今回は綴じ工程と注意点について書きます。

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▼目次

①糸綴じ方式

②注意している点

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①糸綴じ方式


糸を綴る機械です。 丁合の順序通りになるよう糸で綴じていきます。

②注意している点

 

丁合の不整(乱丁・落丁・取込み・逆丁)のないこと。特に、機械稼働中の折本落下や丁合崩れの際の差し替えや再丁合の時、要注意!
②横綴じのないこと
③各折丁の突き付け辺(天または地)が全丁合致して不揃いのないこと
糸抜け、ほつれ、糸切れのないこと。また、糸が長く出ているときは切ること。
⑤未綴部分のないこと

などに注意して作業しております。

糸綴じでの注意点

あらためて、丈夫で開きのいい菁文堂の糸綴じを宜しくお願いします!

ではまた次回お会いしましょう!