こんにちは! 長谷川です。
「仕様内容の検討~営業部編」に続き「管理部編」をお届けします。
管理部の仕事は非常に範囲が広いのですが、今回は営業部の新規受注決定前後の動きに絞ってお話ししたいと思います。
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▼目次
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受注決定前が大事です。
ここで良い品物が出来るかどうかがほぼ決まります。
営業は受注前に見積もりを取りますが、この段階で、お客様から製本の仕様や材料、それに製作数量や納期が提示されることになります。
この情報に基づき、我々管理部は以下の事項を確認します。
すでに営業で検討していますが、管理でも確認します。
手帳は(物にもよりますが)とても長い時間(1年くらい)継続して使うアイテムなので、耐久性を確保できない仕様はNGとなります。
その場合、管理部は問題点や改善策を営業に伝え、営業には再度お客様と仕様を検討してもらいます。
また、手帳製造には様々な工程があり、場合によっては我々の工場で出来ない仕様が提示されることもあります。
そのような場合、工場で出来る仕様に変えてもらったり、協力会社を使うことなども提案します。
①と密接な関係があるので、営業が検討していますが、管理部でも確認します。
製本仕様に対し、無理な材料が提示されている場合、適正な材料を提案します。
実はこれが、ない(足りない)ことがあるのです。
ですから我々管理部は、見積もり段階から材料を確保すべく動きます。
これが、管理部最大の使命となります。
仕入先に問い合わせて、在庫を確保してもらったり、製作に間に合うように準備してもらったりします。
それでも、特定の用紙や表紙に使うクロスやビニールなど、時期や数量によって手に入らないことがあります。
納期は、受注できるかできないかを大きく左右する要因です。
これには受注の規模、製本仕様や製作数量、納期や工場の埋まり具合などを勘案する必要があり、最終的には全社的に判断することとなります。
これらをすべてクリアし、めでたく受注となりますと、材料の正式発注となります。
さて、いよいよ本生産?
いえいえ、新規品はたいてい、その前に試作品を作ります。
この話の続きはまた次回といたしましょう。
では!