こんにちは!市川です。
今回は、「仕様内容の検討」です。
私ども営業部では、お仕事を頂けることになりましたら次は、”具体的にどんなものを作りましょうか?”という話し合いに入ります。
ここには、大きく時間を掛けます。
なぜなら、走り出してからですと、変更の難しい部分があり、事前の打ち合わせが、より良い完成品に近づけます。
手帳の種類は、大まかに二つに分かれます。
お値段の付いている手帳と、お名入れの手帳です。
打合せでは、それぞれで話す内容を変えています。
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▼目次
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まずは、お値段の付いている手帳です。一般的にロフトさんや東急ハンズさんなどで売られているものを指します。
この場合、販売元様の意向がガッチリしているパターンがほとんどです。
デザイナーさんや、プランナーさんなどが、既に手帳自体の知識と経験があり、「こういう手帳が作りたい!!」と、ある程度決まっています。
私どもはそのアイデアが本当に実現できるのか?価格が見合うのか?といったことを打合せます。
実例としては、「表紙にレゴブロックのベースをくっつけたい」や「素材がアルミ」を実現してきました。
結構大変でした。大人の事情によりお見せできないのが残念です(笑)!
どうしても無理な時には、「無理!無理!無理!」と心の中で叫んで、「ごめんなさい、これ厳しいです」と口で叫びます。
これは、私共手帳製作のプロとして、きっちりとヒアリングします。
・何のための手帳か?(従業員用か?お配り用か?)
・従業員用なら誰が使うのか(現場作業用か?従業員全員か?)
・就業パターンに合わせたレイアウトは必要か?
・お配り用ならいつ配るのか?(日玉は何月から載せるか?)
・想定金額は?(ばら撒き用か?プレミアム物か?)
・自社情報はどこまで載せますか?
などなど……
手に取った時に「良い手帳が出来たな」と仰っていただけるように、可能な限り聞き出します。
最近の案件ですと、手帳最終ページの”「パーソナルページ」をどうするか?”は必ず聞きます。
以前までなら必須のページでしたが、万が一落とした時に大事故に繋がりかねない時代なので、これはメリット・デメリットをしっかりとお話いたします。
他には最近の社員用手帳では、見返しと呼ばれる前か後ろの開きやすいページに、「緊急連絡一覧」や「緊急時の行動指針」などをお勧めしたりします。
これらは、より実用に沿った手帳と言えます。
ちょっと話が外れますが、社員手帳の新規案件での打ち合わせの時に、どんなものが良い手帳かと聞かれた際に、
「社長様のお使いの手帳や使いやすい手帳が御社にとってベストだと思います」
とナイスなアイデアをお話するのですが、これが実現した事は未だに無いです( ;∀;)
このような打ち合わせを持ち帰り、台割と呼ばれる、ページ順の一覧表を作成し、先方と確認、修正、再確認を繰り返し、これでOKとなりましたら、いよいよ入稿となります。
入稿は、データで頂く場合と、いまだ紙原稿の場合がありますが、これは次のお話(^^)/