連載企画【手帳ができるまで】第16回「検品」

 

こーんにちはー‼️‼️小笠原です。(錦鯉風に叫んでいると想像してください🎏)(頭叩いちゃいやよ)(M-1優勝おめでとうございます!)

今年も残すところあと少しになり、お気に入りの手帳を購入したり、毎年いただいている贈答用手帳などを頂いたりして新しい手帳がお手元に届く時期になりました。

今回はそんな新しい手帳が、お手元に届く直前の工程「検品」のお話。

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▼目次

①検品とは

②検品で確認する箇所

③クルミ手帳を検品するときにのみ使う道具

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①検品とは?

検品とは、主に手帳本冊に不良個所がないか確認する為の工程です。

(セットは、本冊を検品した後にビニール表紙にセットしたり付属品を添付したりする作業なのでまた別の機会に致します。ブログのネタにとって置きたいですものね・・・バトリックさん( ̄ー ̄)ニヤリ<絶賛美文字にチャレンジ中>

各工程では、次工程に不良品を渡すことが無いように作業・抜き取り検品をしております。それでも、機械で加工しながらの検品になってしまうので、見落としてしまうことがあります。
どうしても現場で発見できなかった不具合品をお客様のお手元に届くのを防止する為に行う作業が「検品」です。

②検品で確認する箇所

百聞は一見に如かず、出来上がったばかりの「菁文堂手帳」を1冊検品の手順で検査してみましょう!

(余談ですが、菁文堂手帳ですから本文用紙はもちろん菁文堂手帳用紙を使用しております)

<動画のご説明>

① 年号や社名部分の箔押しに曲がり・欠けなどないか確認します。

② 菁文堂手帳のようなクルミ式手帳の場合、加工上どうしても本冊と表紙を貼り付けるボンドが、小口部分にはみ出してしまっているものがあるので、「ヘラ」を使って剥がします。(ヘラについて詳しくは後程)

③ くっついている部分を剥がしたら、前見返し→本文→後見返しの順で確認致します。
本冊をパラパラと目視検査をするので、弊社では「パラ検」と呼んでいます。本冊が表紙に差し込まれている仕様の場合は、パラ検後ビニール表紙などに「セット」を行います。(差し込むタイプには、身巻き式と背巻き式の2パターンがあります。過去のブログにちょうどよいものがなかったので、身巻きと背巻きの違いを誰かに今度書いてもらいます)
主に汚れ・折込み・見返しの天地逆さ乱丁・落丁が無いかを確認する為に「パラ検」を行います。

まったくの余談ですが、以前テレビでパラ検のように読むのではなく高速でパラパラ何回かみるだけで、打てなかった速球が打てるようになることを実験しているのをみたことがあるので、私も趣味の草野球前にパラパラとやってます。

 

③ クルミ手帳を検品するときにのみ使う道具

 

👆これが先ほど「クルミ手帳」のときに使用する「へら」です。

素材は竹です!(ちなみに菁文堂手帳の菁の字の周りは、若竹のイメージが箔押しされております。竹のように伸びていけるようにと若竹が箔押しされております)
恐らく弊社が株式会社になる前からあるものと思われる大ベテランの竹ヘら達です。

本数が足りないときは、👇のような画材屋さんで購入した金属製のヘラを使用することもあります。

金属のヘラ

ヘラを使う理由は、ボンドがついているのは小口部分だけなのですが、強引に開いてしまうと中側の見返し用紙が引っ張られて開く際に破れてしまう為です。側面のボンドのみを剥がす為に「へら」を使用します。「へら」を使用するとスっと綺麗に開けます。

来る2022年もスッと開けた良い年を皆さんと迎えたいと願いながら年越したいと思います。ゴン~(除夜の鐘)

ライフ・イズ・ビューティフル~